振られるのが怖くて彼女との関係をこちらから壊してやろうと思った【実話】

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考え事

まいど、中卒ブロガーの黒井です。

しばらく心の調子をくずしており、とてもブログを書く気にはなれませんでした。そのままずるずると1週間もブログをお休みしてしまいました。

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上の記事を機に更新を再開しましたが、お休みしていた7日間のあいだに、またひとつ自分の「認知の歪み」に気づくことができました。

それは……

[voice icon=”https://tanoblo.com/wp-content/uploads/2016/09/IMG_0670-150×150.jpg” name=”黒井” type=”l”]振られるくらいならこちらから関係を壊してしまえばいい。[/voice]

 

という、自己破壊的な考えです。

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ろくに働いておらず引きこもりでコミュ障で社会に適応できない自分は彼女に振られて当然だ。

ぼくは「うつの波」と呼んでますが、心の調子がくずれると、ただでさえネガティブなぼくの思考は、よりいっそうネガティブになります。

その状態では、まるで自分の操縦桿を自分で操作できていないような感じがするんです。頭も、体も、思うように動かず、気がつくと数時間も経っていたり……

誰かに操られている、とは言いませんが、思うように動くことのできないもどかしさは、ぼくのネガティブをさらに加速させます。

人としての尊厳を自ら投げ売る。

いちどネガティブの迷路に迷い込むと、もはや自分がどこにいるのかさえ分からなくなります。地図や磁石もここでは役に立ちません。

[voice icon=”https://tanoblo.com/wp-content/uploads/2016/06/s_photo-1457052271742-6b6b66887aeb-150×150.jpeg” name=”だれかさん” type=”r”]だるくて何もしたくない日なんて、誰にだってあるよ。[/voice]

 

でも、道に迷ってしまったぼくには、そんなことを考える余裕はありません。しだいに自分がより小さく、周囲がより大きく見えてきます。

そこで人としての尊厳を、自尊心を持ち続けていると、巨大なその他大勢の人々と、矮小な自分の存在とのコントラストに心が耐えられなくなる。すると心は、自分を守るために、自分の尊厳を手放して「どうせこんなヤツなんだから仕方がないんだ」という反応をします。

自分が誰かに愛されるわけがない。

人としての尊厳を捨てたぼくは、両親にも、恋人にも、自分が愛されているワケがないと考えるようになりました。

ブログからの収益があるとはいえ、ろくに働いてもいないし、気分にムラがあって毎日仕事をすることもままならない。

重度のひきこもりで自分ひとりではどこへも行けない。いつも母にくっついて行動する成人男性。マザコンだと言われてもしょうがないよなあ。

おまけにコミュ障で人嫌い。人は恐怖の対象だ。

そんなぼくが誰かに愛されるだなんて、あるはずがないだろう……

振られるのが怖くて彼女との関係をこちらから壊してやろうと思った。

彼女とは遠距離恋愛をしています。ぼくは神奈川県に住んでいて、彼女は栃木県。そんなに離れているようには思えないかもしれませんね。

でも、ぼくはひとりでは外へ出られないので、彼女と東京で待ち合わせをする……ということもできず、彼女にはいつも、ぼくの自宅まで足を運んでもらっています。

ぼくは動かず、彼女が栃木から神奈川までやってくるので、彼女の負担は、ぼくには想像もできないくらい重いはずです。

次に電話をするときに「終わりにしよう」と考えていた。

ぼくと彼女は年に2、3回しか会うことができません。我々の主な活動場所は「電話のなか」です。ふつうに電話をするとお金がかかってしまうので、インターネット電話サービスを利用しています。

心の調子をくずして迷路をさまよっていると……

[voice icon=”https://tanoblo.com/wp-content/uploads/2016/09/IMG_0670-150×150.jpg” name=”黒井” type=”l”]つぎに電話をするときに終わりにしてやろう。こっちから関係を壊せばダメージが少なくて済む。[/voice]

 

こんな考えが浮かんできました。

彼女と電話をしたら迷路の中に光が差した。

電話をしていると、彼女が思い出したかのように「大好きだよ」と言った。

ぼくは照れくさいので、彼女がそう言ってくれたときに「ぼくも同じだよ」という意思表示をします。あまり自分からは言ってあげられてないなあ。

すると、彼女はふいに……

[voice icon=”https://tanoblo.com/wp-content/uploads/2016/06/s_IMG_9946-150×150.jpg” name=”彼女” type=”r”]どんなあなたでも愛してるよ。[/voice]

 

と、言ったんです。

その言葉は耳から頭のなかに入り、すーっと下りていって、ぼくの胸をやさしく温めてくれました。嬉しかったのか、安心したのか、いろんな感情がごちゃまぜになって、自分でもよく分からないまま涙がこぼれました。声を上げないように堪えていたから、彼女は気づかなかったかもしれません。

[voice icon=”https://tanoblo.com/wp-content/uploads/2016/09/IMG_0670-150×150.jpg” name=”黒井” type=”l”]ぼくもどんなあなたでも愛してるよ。[/voice]

 

そう返すと、彼女はわんわん泣き出しました。

極端な思考は健全ではない。

「自分はこんなだから彼女に振られるに決まっている」という思考は、あとになって思えばかなり極端な考え方です。ひとはひとのことを「能力だけで」好きになるワケではありません。

「どうせ振られるならこちらから関係を壊してしまえ」という考えは、さらに極端でしょう。そもそも相手が自分のことをどう思っているかは「予想」できても「断定」することはできないはずです。

素直に「ぼくのことをどう思っているの?」と聞くならまだしも(これもちょっとウザいかしら)いきなりどうせ振られるならこちらから、なんていう思考はおかしい。

彼女のひとことで、それに気づくことができました。

今、迷路に迷い込んでいる人へ。

人にはふたつの尊厳があります。それは「人としての尊厳」と「生命の尊厳」です。たとえ心の調子をくずして、自分の身を守るために、周囲とのコントラストに苦しまないように……と「人としての尊厳」を捨ててしまっても、命を投げ売ってしまわないかぎり「生命の尊厳」が残されています。

生きているだけで素晴らしい……なんて思えなくても、どこかに必ず「あなたが生きているだけで嬉しいよ」と思ってくれるひとがいます。

不安なら、ちょっと怖いかもしれないけど、親しい人に聞いてみるか、勇気を出して病院へ行ってみましょう。

どちらもむずかしいなら、こんなものもあります。

[btn class=”simple”]うつ病心理療法プログラム[/btn]

 

コメント

  1. 私も、たまに旦那と離婚したくなります。
    死ぬまで、一緒が怖すぎて。
    それ以上に、私、旦那のことを何にも出来なさすぎて。
    紙切れがなかったら、そのまんま離れていたのかなって思っていたけど、紙切れは関係ないですね。