まいど、黒井です。
ブログの質が落ちるから毎日更新を止めます。
というブログを見かけました。正直「この人なに言ってんだろうなぁ」って感じですよ。ブログがどういうものなのかまったく分かってませんね。
ブログは「商品」を出せば出すほど「ストック」されていく仕組みなんですよ。商品というのは「ブログ記事」のことね。
ふつうの小売店なんかでは「商品を出せば出すほどその商品は売れるので減って」いきますよね。でもブログは違うんですよ。
ブログにおける商品は「ブログ記事」です。そして「ブログ記事」という名の商品は、出せば出すほど、書けば書くほど「ストック」されていきます。
ブログ記事は書くほどストックされ、それぞれのページがひとつずつGoogleなどの検索エンジンにインデックスされていく。
これこそがブログの仕組みです。
「質」を考えて「更新」をおろそかにすることはブロガーにとって「敗北宣言」以外の何ものでもありませんよ。
敗北宣言はその辺にして「なるたけ多くの記事をポスト」しましょうよ。
ブログを「毎日更新」している人は、ブログを「1週間に1本」しか更新していない人と比べて「7倍の速度で成長」していきます。
ハッキリと断言しましょう。
「質」はいつまで経っても「質」でしかありませんが「量」をこなせば、いずれ「質」がともなってくるようになります。
量は質をともなうのです。
ブログでは「記事のストック」という観点からして「量は質をともなう」の力が大事なんです。ブログは1日にしてならず。
継続は力なり。
ではなく、
継続だけが力なり。
なんですよ。
たとえ毎日更新がむずかしいとしても「敗北宣言」なんてせずに、せめて「3日に1本は必ず更新します!」と言い切ってしまうほうがずっとマシです。
「毎日更新」しているブログと「不定期更新」のブログとでは、アクセスがどうのこうの以前にブロガーの「覚悟」が違いますよ。
あなたはたった1球のボールをホームランにすることができますか?
ぼくはできません。
1年かけてバッティングの技術を鍛えて「その1球」に臨んだとしても、そのたった1球を確実にホームランにすることなど、プロ野球選手でもムリですよ。
でも1年365日「毎日打席に」立ち、たくさんのボールを相手にしていたら、いつかホームランが飛び出すかもしれませんよ。
念のために言っておくけど「質なんか要らねえ!」と言っているワケじゃないですよ。
質はまったく必要ないのかというとそうではありません。質も大事です。ただしその「質」は「量」の土台の上になければほとんど意味がないんですよ。
ネット上の文章は「検索エンジン」にしろ「SNS」にしろ、まず「タイトル」だけが見えるようになっています。そのタイトルをクリック、タップすることで「記事の全文」が読めるようになる。そういうふうになってるじゃないですか。
だから、
どんなに質を高めても本文を読んですらもらえないことが少なくありません。
たとえば「抽選10名様に当たる!」というような企画があって、そこにハガキを出すとしますよ。ハガキをコテコテにデコったり、字を丁寧に書いても、それで選ばれる確率が上がるかというと……怪しいですよね。
あなたならどうします?
ぼくなら、
「たくさんハガキを出す」でしょうね。
ひとりで複数の応募が可能なら、ぼくはハガキをたくさん出します。ひとつひとつのハガキの質を上げるより、ハガキそのものをたくさん出して「分母」を増やすほうが当選確率は上がりますよ。
それと同じで、ブログも「とにかくインターネットの海に対してたくさんの記事を投げ込んでいかないと」アクセスは増えていきません。
数をこなしていれば必ず「質」はついてきますしね。
大事なことは、
自分のもつ知識や経験やスキルに自信なんてない。でも記事を書こう。誰かの役に立つかどうかはぼくが決めることじゃない。読む人が決めることだ。
— 黒井@ちょっとだけ頑張る (@961373) 2016年8月9日
これですよ。
「こんなノウハウじゃ誰も見向きもしないだろう」とか「こんな記事では誰かの役になんて立たないだろう」とか、そんなことは書き手が決めることじゃありません。役に立ったかどうかは読む人が決めるんです。
「でも質が……」
とか言ってないで、とにかく書けよ。
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止まっているものほどつまらないものはない。そうは思いませんか?
たとえば「写真」なんていうものは「止まって」いますよね。でもぼくが心を打たれる写真というのは、どれも「動き」を感じさせるんですよ。
その瞬間を切り取ったような写真。
なんていう言い方をしますよね。すばらしい写真には「動き」を感じさせる要素が必ずあります。ずっとそこに留まって動かない電柱を撮った写真は、一部のマニアックな人にしか感動を与えないでしょう。
でも、
鮮やかな色の花にチョウが「そっ」と止まっていて、今にも飛んでいってしまいそうなところを収めた写真はどうですか?
止まっているものほどつまらないものはないんですよ。
ブログでも同じです。
ダイエットブログなのに「今日の体重と体脂肪率」を公開していないとしたら、それはすごくもったいない。ブログの読者はあなたがどんなふうに「痩せていくか」を見ています。
その「変化」が読み物としての面白さを形作っているんです。
テレビなんかでもよく「異色の経歴!」とか「売れっ子芸人にも下積み時代があった!」とか「あの人は今!」というような企画がありますよね。
どれも「動き」や「変化」を面白さとしています。
動き続ける覚悟、あります?
本気でブログをやろうというのなら「毎日更新」なんて「最低条件」ですよ。最初の頃はとくに「何を書くか」より「どれだけ書くか」が重要です。
プロブロガーのイケダハヤトさんも、
プロブロガーなりたければ、とりあえず、2年間は毎日記事を書きまくってください。そうすれば、たぶん月に15万くらいは稼げるようになっているはず。これがぼくのモノサシ。
— イケダハヤト (@IHayato) 2016年8月9日
こんなふうにおっしゃっています。
あなたには動き続ける覚悟がありますか?
あるならブログを書くことです。イケハヤさんがおっしゃる通り「2年後」にはいくらかお金を稼げるようになっているかもしれません。
ただ「動き続ける覚悟」がない人は今すぐブログを辞めて何かべつのことをしたほうが有意義でしょう。
土日もお盆もお正月も関係なくブログを書き続ける力が必要なんです。
でも、
仕事や学業の都合で「毎日更新」がむずかしいという人もいるでしょう。そういう人は「月・水・金にブログを更新しています!」というふうに、ブログのトップページに書いてしまえばいい。
更新の日時を指定して、それを守っていれば、あなたのブログの読者は「この人はいつも欠かさずにちゃんと記事を書いている」と評価してくれます。
それか「土日」に「7本」記事を書いて、それを1日1本ずつ投稿していくスタイルを作るか。そのどちらかですよ。
あとがき
ぼくはブログやアフィリエイトのセミナーには行きません。それは「引きこもり」で外に出るのが怖いからという理由もあるんですが、それ以上に「セミナーに行くより書けばいい」と思っているからです。
最初から「ノウハウ」を手に入れてもあまり意味はありません。なぜならノウハウは「ワザ」であり、そのワザを使うには「そのワザを使うのにふさわしいレベルになっている必要がある」からです。
プロのマンガ家に絵の書き方を教わっても、画力は1日では向上しません。ちょっとしたコツくらいはつかめるかもしれませんが、それもほとんど「運」でしょうね。
淡々とやるしかないんです。
最後に「ブログをやるならコレは外せない!」という本をいくつか紹介して終わります。
必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意
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