まいど。
黒井です。
突然ですが、内臓をひとつ取ってきました。
摘出したのは「胆のう」という臓器です。
胆のうとは、肝臓で作られた胆汁という液体を蓄え濃縮する臓器で、蓄えられた胆汁は摂取した脂質を分解するのに使われます。
黒井の場合、胆汁が通る「胆管」に石が詰まり、胆汁が流れなくなる「総胆管結石」であることが分かり、胆のうを摘出することとなりました。
この記事では、病院に緊急搬送されそのまま即施術、即入院となった黒井の入院生活をまとめます。
背中が痛くて眠れなかったのは「胆石発作」のせいだった?
実は、総胆管結石の予兆はずっと前からあったんですよね笑
夜にすやすや眠っていると背中の痛みで目を覚まし、そのまま眠れなくなってしまう。このようなことが、去年の春頃から、数ヶ月に一度くらいの頻度で起こっていました。
ツイートを検索すると、2020年3月末に初めて「背中が痛い」とつぶやいていますね、このひと。
それ、胆石発作やで。
胆石発作とは、胆のうにできた結石が胆のうの出口や胆管に詰まったときに起こる痛みのこと。
素人目による推察に過ぎませんが、入院に至るまでに発生した痛みはすべて「一過性」のものだったので、胆石が完全に詰まってしまったというわけではなかったのでしょう。
胆のうに結石があっても、これがするっと胆管を抜けて排出されている限りは問題ありません。
問題は胆石が「胆管」に詰まり、胆汁が流れなくなってしまったときなのです・・・
今までとは比べ物にならない痛みと「救急搬送」
2021年5月上旬のある夜、定期的にやってくる背中の痛みで目を覚ますと、その痛みがこれまでとは比べ物にならないほど強烈であることに戦慄しました。
これまでは明確に「背中が痛い」と感じていましたが、今回の痛みは「背中を中心にその周辺が痛い」という具合に範囲があやふやで、またあまりの痛みに吐き気をもよおすほどでした。
その夜、自称対人恐怖症の黒井は強烈な痛みに耐えながら「病院には行きたくない。でも行かないとヤバい・・・ぐぬぬ・・・」と葛藤しながら朝を待ちました。
しかし、これまでは時間が経つと痛みが和らいでいったのに、今回の痛みは時間が経つにつれてひどくなっていき・・・
救急搬送と相成りました。
即、内視鏡による処置。
検査の結果、胆のうにできた石が胆管に詰まっていることが分かり、すぐさま内視鏡による処置を受けました。
処置の内容は、胆管に応急処置としてチューブを入れ、とりあえず胆汁が流れるようにするというものでした。
即、入院。
当日に行ったのはあくまでも応急処置。
悪さをしている結石は、未だ胆管の中に鎮座しています。
当然、入院です。
29歳ひきこもりニート、はじめての入院生活。
はじめての入院は8日間に及びました。
入院中にはさまざまな検査と、救急搬送された日に行った内視鏡による処置とは別に、もういちど内視鏡による処置を受けました。
二度目の処置では、胆管の出口を切開し拡張して、詰まった石や泥状の砂のようなものを掻き出してもらいました。
親に寄生しているひきこもりニートにとって、ひとりぼっちの入院生活はとてもつらいものでしたが、それどころではありませんでした・・・
胆のうは「消化器系」と呼ばれる臓器のひとつです。
したがって・・・
入院中の8日間はずっと「食事禁止」であり、そのうちの3日間は「飲水も禁止」でした。
ひとりぼっちなどということ以前に、飲食ができないということがとにかくつらかった。
断食は三日目にもなると慣れてしまい何も感じなくなりましたが、水を飲めないのは最後まで大変でした。点滴による水分補給はなされていたものの、喉の乾きはどうすることもできず、一日に何十回も洗面台でうがいをしていました。
なんとか7泊8日をやり過ごして退院し、二度目の入院へ・・・
内視鏡により胆管に詰まった石は取り除いたものの、胆のうの中にはまだ石があり、それが再び胆管に詰まる可能性があります。
よって、胆のうそのものを摘出する必要があるのです。
胆のうを摘出しても日常生活、食生活には影響が出ないとされています。
総胆管結石の手術。
いちど退院し、三週間ほど経った2021年6月6日に再入院。
翌日の6月7日に胆のうを摘出する「腹腔鏡手術」を受けました。
腹腔鏡手術とは、お腹を大きく切り開く「開腹手術」とは違い、お腹に数箇所小さな穴を開けて行う手術の手法。切開する部分が小さく、また内臓が酸素に曝されずに済むので、患者の負担が少ないと言われています。
手術中は眠っているのであっという間でしたが、どうやら予定よりかなり時間がかかってしまったようです。
時間はかかりましたが、手術は無事に成功。
術後しばらくは、少しでもお腹に力が入ろうものなら身体が硬直するほどの痛みに襲われていましたが、その痛みも経過とともに治まっていき・・・
予定通りに退院することができました。
入院期間は4泊5日。
腹部はまだ痛みましたが、手術後3日でもう退院!
その後しばらく空けて病院へ行き、経過を診てもらい、晴れて自由の身となりました。
生かされたということ。
今回の入院・通院で、改めて両親や彼女の大切さを感じました。
2021年3月末から同棲している彼女が、半ば無理やりに「病院行くぞ!」とやってくれなければ、黒井は死ぬまで病院に行く決心ができなかったかもしれません。
(どんだけ病院嫌いなんだよ・・・)
両親や彼女の優しさに甘えるばかりでなく、できることをして返していかないといけませんね。
黒井にできることといえば、そこそこ美味しく健康的な食事を用意することくらいですけど・・・
せめてブログやYoutubeはしっかり続けて、収益を伸ばす努力をしよう。できないことに悩むだけなら、できることを頑張ってやるほうが良いはずだ。
と、そんなわけで、ひきこもりが部屋に戻ってきました。
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