まいど、黒井です。
目標、設定してますか?
ぼくはこれまであえて「目標を立てない」ようにしていました。
目標を立ててしまうと、目標のことばかり考えてしまうし、もし目標が達成できなかったらどうしようと余計な心配をするからです。
ようするに目標を設定すると持ち前の神経質で精神をすり減らすことになるということ。
ぼくはきっと・・・
考えすぎなんですよ、バカのくせに。
でもね、このところ「目標を立てる」ようになったんです。
月間目標とか、週間目標を立てるようになった。
以前のぼくなら「目標が達成できないようなら自分はポンコツだ」とか、目標を立てた瞬間からネガティブパワー前回になっていました。
が、
目標に対する考え方が変わり、楽に構えることができるようになったんです。
目標とは「みちしるべ」ですよ。
目標は「首を絞める」ためのものではありません。
ぼくのように「目標を立てる」ことで「逆に苦しく」なってしまうようなら、その目標の立て方、あるいは目標に対する考え方が間違っていると言えます。
ぼくが目標に対し楽に構えられるようになったのは、
目標は「みちしるべ」である。
と、考えるようになったからです。
目標を達成することはもちろん大事です。
でもたとえ目標が達成できなかったとしても、目標の(みちしるべの)方へ向かって進んだということのほうがもっと大事ですよ。
だから個人的な目標が達成できないとしても、それで気を悪くする必要はありません。
あなたは間違いなく目標に向かって進んでいたんですから。
目標には「穴」をあけておけ!
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以前にも記事にしたことですが、ぼく自身がそれを再確認しておきたいのでもういちど書きます。
たとえばいきなり「サッカー選手になる!」という目標を立てたらどうなるでしょう?
1ヶ月や1年といった短い期間で達成できる目標ではありませんね。
ここまで大きな目標をいきなり立ててしまうと「目標を達成できるかどうか」もまったく分かりません。
これでは「目標」というより「夢」ですよ。
目標というのは「終点」ではありません。あくまでも「途中経過」なんですね。より大きな目標、目的、あるいは夢のために「まずあそこまで行こう」というのに近い。
マラソンの「◯キロ地点」みたいなもので、まず「そこまで行こう」こんどは「あそこまで行こう」と、少しずつ更新していったほうが良い。
だから目標は小さくて良いんです。
ゼッタイに達成できる目標を立てても良い。
その目標を達成したら、少しずつ「伸ばして」いけば良いんですからね。
さらに・・・
目標には「穴」を作っておきましょう。
目標に「逃げ道」のような穴をあけておき、しんどいときやダルいときに、そこへ逃げ込めるようにしておきます。
たとえば読書の目標なら・・・
1日100ページは必ず読む!
とか
1ヶ月に10冊は必ず読む!
という目標を立ててしまうと、逃げ場がありません。
こうして目標からの逃げ場をなくし、自分に負荷をかけて頑張ろうとするのは結構ですが、それで苦しい思いをしていちゃ意味がないですよ。
正直バカみたい。
日々を生きていれば「ちょっとしたハプニング」に出くわします。
体調だって変化するし、急に風邪を引くかもしれませんよ。
だから・・・
通勤・通学時には本を読むこと。
などのように、曖昧な目標でちょうど良いんですよ。
つらくなったときに、
通勤・通学時以外は読書しなくてもいいってことだよね?
と、自分に都合よく「逃げられる穴」を作っておきましょう。
それでは目標の意味がないと思うかもしれませんが、そこは急がば回れ。
日々の積み重ねでしか目標は達成できません。だからこそ「穴」を作り、気楽に構えて「つづけられる」ようにするんです。
それから「目標には数字を使わない」ことも大事。
本を「◯ページ読む」など、目標に「数字」が入ると、人間は心理的に大きな刺激を受けることになります。
広告などはこの「数字による心理効果」を利用して、お客さんの目を集めています。
たとえば・・・
スーパーの広告を見ると、安売りしている商品の価格はだいたい「98円」とか「1980円」などのように「100円よりちょっと安い」とか「2000円よりちょっと安い」設定になっていますよね。
これは「端数効果」と呼ばれる心理効果です。
「100円」と「98円」では「2円」しか違わないはずなのに、それを見た人は「値段以上にお得だ」と感じてしまうんです。
すなわち「毎日100ページ読書をする」という目標を立ててしまうと、その「100ページ」がすごく遠い存在のように感じてしまうということです。
その本がおもしろくて読んでいて「気がついたら100ページも読んでいた」というのと「目標のために100ページ読んだ」というのとでは、心の疲れ具合が大きく異なります。
と言えば、分かりやすいかしら。
それに「楽しんで読む」ほうが頭に入ってくるでしょうしね。
まとめ
- 目標はみちしるべ。その方向へ進むということに意味がある。
- 目標には「数字」を使わない。目標がより遠くなっちゃうよ。
- 目標には「逃げるための穴」を作っておく。
あとがき
目標が達成できないとしても、その方向へ進んで歩いたことを評価することも大事ですよ。人間なんて結局のところ「楽しくないとつづかない」生き物だからね。
どれだけ楽しく、気楽に構えていられる目標を作るかで、その目標を達成できるかどうかも大きく変わってくるんじゃないかしら。
「目標」は英語に訳すと「goal」とか「target」とか「objective」となりますが、ぼくとしては「mark」すなわち「目印」というくらいの感じで、目標を設定すると、気軽に達成できるんじゃないかなと思っています。
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