まいど! ニートブロガーの黒井です。
いきなりですが……
ごはん、作業になってませんか?
多くの現代人は食事を作業か何かのようにこなしているように見えるんです。
毎日まいにちメンドウだからってコンビニごはんやカップ麺ばかり食べていませんか?
ごはんはもっと……
楽しく、幸せに、愛を感じながら食べるものですよ!
愛のない食事が日常になってしまっている人に……
読んでほしいんです、甘々と稲妻を。
甘々と稲妻は……
ごはんが楽しみになるマンガです。
もくじ
甘々と稲妻は「つむぎちゃん」と「おとさん」の日常を描いたマンガです。

甘々と稲妻は……
妻を亡くした高校教師・犬塚は、
男手ひとつで、娘・つむぎの子育てに奮闘中!
でもどうしても料理がうまく作れない……。
そんなとき、教え子の小鳥が
料理を教えてあげると言い出した!
愛娘&女子高生と囲む
あったか食卓ドラマ、開幕です。甘々と稲妻1巻の裏表紙のより
こ〜んなおはなしです。
ごはんを中心とした日常系マンガと言うのが分かりやすいかしら。
何事にもマジメな高校教師の「おとさん」

つむぎちゃんの父親である「おとさん」は、すごーく真面目な高校教師です。
来る日も来る日も学校の仕事を一生懸命こなしているおとさんは、ある日圧力鍋のテレビショッピングを文字どおり「かじりつく」ように見ながらヨダレを垂らしている娘の姿を見てハッとします。
妻が亡くなってから、毎日コンビニご飯かお弁当だったから……
そうしておとさんは愛娘つむぎちゃんのために料理を覚えようと決意するのでした。
元気いっぱいだけどたまに良い子になっちゃう「つむぎ」ちゃん。

いつも元気いっぱいなんだけど、ときどき良い子になりすぎてしまうつむぎちゃんは、おいしいごはんが食べたいことも、おとさんと一緒にごはんを食べたいことも、ずっと言えなかったんですね。
第1話では、ごはん屋さん「恵」のひとり娘、小鳥ちゃんがおいしいごはんを炊いて、それをおとさんとつむぎちゃんと小鳥ちゃんの3人で食べるんです。
そのあまりのおいしさと、おとさんと一緒にごはんが食べられたことの嬉しさで、つむぎちゃんが……
「食べるとこみてて!!」
と、言うシーンがあるんだけど、いつもそこで涙が止まらなくなってしまいます。食べることばかりか、生きることについても、考えさせられるんです。
おとさんは……
そんなつむぎちゃんを見て「おいしいごはんを食べよう」と決意するんですね。
料理のできない3人が料理をします。

甘々と稲妻は料理マンガとしては異例で、料理のできない人が頑張って料理にチャレンジします。
ごはん屋さん「恵」のひとり娘である小鳥ちゃんは、幼いころに包丁で指を切ってしまってから包丁が怖くてさわれない包丁恐怖症です。つむぎちゃんはまだ幼稚園児だし、おとさんも料理についてはからっきし。
そんな3人が料理にチャレンジする、というのも、個人的には好きなんだよなあ……
「おいしいごはんをつくれる人って素敵だと思う」

甘々と稲妻の5巻の最初のほうに……
女の子だからできないとダメとかじゃななくて
男の人とか
大人とか子供とか 関係なくて
おいしいごはんをつくれる人は素敵だなって思う
というセリフがあるんだけど、これも好きなんだあ……
むかしから「男をつかむなら胃袋をつかめ」と言うじゃないですか。
いまの若い人はあんまり言わないのかもしれないけど、これってある種の真理だと思う。男だけじゃなくて、女の子もだけど、いつものごはんがおいしいことは、これ以上ないってくらい幸せなことなんじゃないかしら。
生きることは食べること。

甘々と稲妻を読んで痛感するのは……
生きることは食べることなんだなあ、ということです。
本能のままに(?)ごはんを頬張るつむぎちゃんを見ていると、何だか胸がきゅんとして、あたたか〜くなって、もうちょっと生きてみるかあ……という気持ちになります。
ぼくは「うつ病」の気があって、毎日まいにち憂うつで不安定なこころと向き合っています。
だからたまに……
このままでは死んでしまいそうだ、という予感がする。その予感はいつも悲しいのピーク時にだけあるもので、悲しいのが落ち着くと、死んでしまいそうだという予感も消える。でも死にたいという思いは消えない。元気にブログを書いていても、彼女と電話をしていても、影からぼくのことを見ている。
— 黒井@ニートブロガー (@961373) 2017年1月14日
こ〜んなヤバい感じのツイートもしちゃうけど、それでもおなかは空くし、死にたい気持ちがあってもごはんはおいしいんだよ。
それは上も下もない平等な救いなんです、きっと。
甘々と稲妻は、そんなことを思わせてくれるマンガです。
そうして今日もごはんが楽しみになる。
そして太る……