書くことがないという錯覚【うつろぐ】

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メンタルヘルス

メインPCがWindowsになり、ブログを書きづらくなった、と思っていたけど、それ以前の問題として、ぼくはどうしてか「ブログはちゃんと書かなくてはいけない」と身構えているようなんだ。

そのことについては、ぼくの「バカ真面目メンタリティ」が深く関わっている。

ぼくには「ブログに広告を掲載してお金を稼いでいる以上、ブログにはある程度ちゃんとしたものを載せなくてはならない」と思い込んでいるフシがあるんだ。

過去には「ブログは気軽に書くことが大事だ」なんていう記事も書いてるんだけど、それを書いた本人がうまく実践できていないんだから、お笑いぐさだね。

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「ガチ」ひきこもりブロガー。

世の中には「ひきこもりブロガー」とか「うつ病ブロガー」という肩書きでブログを書いている人がたくさんいる。

でも、実は、彼らの多くは「ひきこもりを改善したブロガー」であり「うつ病を治療しているブロガー」なんだよ。

ひきこもりブロガーといいつつイベントに参加したり、ブロガー同士の交流をしっかり持っているし、うつ病ブロガーといいつつしっかり病院へ通い薬を飲んで、ある程度その症状を安定させながらブログを書いている。

まあ、ひとりの社会人としてそれは当然のことなんだろうけどさ。

 

ぼくのように、ひとりでは恐ろしくて外に出ることができなかったり、それゆえうつ病が疑われる状態でも病院に行くことができなかったり……という「ガチ」の人間は、あまりブログを書いたりしない。

白状すると、ぼくは「危機感で」ブログをはじめたんだよ。

 

危機感。

生きていくためには少なからずお金が必要で、それを手に入れるためには働くしかない。

自分が働くか、システムが働くか、お金が働くかは別として、誰かしら(何かしら)が働く必要がある。

でも、ぼくはいつも決まった時間に起きることができないし、まいにちヒゲを剃ったり、歯を磨くこともむずかしい。

一念発起して片づけた部屋も3日でもとどおりに汚くなるし、読んだ本は読みっぱなし、脱いだ服は脱ぎっぱなしの、どうしようもないヤツなんだ。

だからといって胸の奥にある「危機感」がおとなしくなってくれるワケもない。日に日に強くなる危機感に対抗するべくはじめたのが、ブログだったんだ。

 

書くことがない。

ぼくは「バカ真面目メンタリティ」の持ち主であるから、ブログを書いてお小遣いを稼ぐなら、ちゃんと誰かのためになる記事を書こう、と思った。

ただ……

「危機感」からはじまったぼくのブログには……というより、ブログを書こうとするぼく自身には、何か「大義」のようなものが足りなかった。

ひきこもりを改善したワケでもなく、うつ病を治療しているワケでもないぼくには、「このことについて書くぞ」というテーマがなかったんだ。

 

悩んでいる最中。

誰かの役に立つ記事というのは、すなわち「誰かの悩みを解決してあげる(または解決のお手伝いをする)記事」だ。

ところが、他の誰でもない、ぼく自身が「大いに悩んでいる最中」だったのを忘れていた。

忘れているぶんにはいいんだ。自分が悩んでいたって、誰かの悩みを解決することはできるだろう。

でも、そのことを思い出してしまうと、いつもの「こんな自分が……」というやつが始まってしまう。こんな自分が誰かの役に立つことなどできない。こんな自分が誰かの悩みを解決しようなんて恐れ多い……

こうなると、書けることがなくなってしまうんだ。

 

新たな試み。

新たな試みとして、これからはこうしたぼくの素性を晒していこうと思う。

ふだんブログを書いている自分が嘘であるというワケじゃないけど、うつうつとして、なんとも煮え切らない自分がいることも確かだしね。

むしろ一方の「多少なりと元気な自分」だけを見せることこそ、自分を偽っているようにも感じるんだよなあ。

はやく「なんでも書いていいんだ」という感覚を取り戻したい。だからといってなんでもかんでも書くワケじゃないけど、そういう気持ちでいたほうが、あれも書こう、これも書こう、と思えるんだ。

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