ある日、何となしに「新しいカメラが欲しいなぁ」と呟くと彼女が――
「じゃあ誕生日プレゼントはカメラだね」と。
そういうわけで――
オリンパスがカメラ事業から撤退し、これを引き継いだ「OM SYSTEM」が、同社として初めてリリースしたミラーレス一眼「OM-5」を買っていただきました。
OM SYSTEM(旧オリンパス) OM-5 開封
無骨な段ボール箱にでかでかと印字された「OM-5」の文字。
開けると緩衝材に入ったOM-5本体とご対面。
モザイクが掛かっているみたいで、エッチだね。
OM SYSTEM OM-5 本体
こちらが「OM SYSTEM OM-5」本体です。
お古のカメラと並べてみるとこんな感じ。
画像左がOM-5で、右がこれまで使っていたパナソニックのLUMIX GF7。
どちらもセンサーサイズ、レンズマウントともに同じですが、大きさには違いがありますね。
お値段も違うんですが・・・
OM-5は一眼カメラの中では小さい部類ですから、OM-5が大きいというよりエントリークラスのGF7が特別に小さいのでしょう。
古い方のカメラはピタッと使わなくなるかもしれないと思っていましたが、とにかく荷物を軽くしたいときなど、まだまだ出番がありそうですね。
OM SYSTEM(旧オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL 17mm f1.8 開封
今回はカメラ本体のみを購入したので、別途レンズも購入しました。
OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL 17mm f1.8です。
型番の「17mm」はレンズで撮影できる画角を、「F1.8」はレンズの明るさを、それぞれ表しています。
ざっくり言うとこの製品は「広く明るく撮れるレンズ」ですね。
F値が小さいほど多くの光を取り込むことができるので明るい写真が撮れます。このレンズはF値が「1台」なので、かなり明るく撮れる、はず。
黒井がOM SYSTEM OM-5を選んだ理由
ざっとOM-5とレンズの紹介ができたので、次に「黒井がOM SYSTEM OM-5を選んだ理由」を語らせてください。
黒井がOM SYSTEM OM-5を選んだ理由は以下の三点です。
- マイクロフォーサーズだからこれまでのレンズが無駄にならない
- エントリーモデルにはない電子ビューファインダー搭載
- 無骨でメカニカルなデザインがかっちょいい!
マイクロフォーサーズだからこれまでのレンズが無駄にならない
カメラには、光を受け取るための「センサー」が搭載されています。OM-5のセンサーは「マイクロフォーサーズ」という規格のサイズとなっており、これは黒井のお古のカメラと同じです。
また、レンズをガチャッと固定するための「マウント」の名前も、同じく「マイクロフォーサーズ」となっており、これもお古のカメラと同じ。
センサーサイズとレンズマウントの規格が同じなので、カメラ本体が変わっても、これまでに購入したレンズがそのまま使えるのです!
カメラのレンズというのは、製造に高度な技術を必要とする精密機器。お高いものはレンズだけで百万円を超えるようなものもあります。
マイクロフォーサーズのレンズは比較的に安価なものが多いのが特徴。旧オリンパスのOM SYSTEMだけでなく、パナソニックも採用しているので、製品の種類も豊富。
一般的にセンサーサイズが大きくなるほど表現力が高くなるので、もう少し大きなセンサーサイズのカメラが欲しいという思いもありました。
が、そうするとこれまでに購入したレンズは使えなくなってしまう!
というわけで、センサーサイズは同じだけど、もう少しグレードの高いカメラにしようということになりました。
エントリーモデルにはない電子ビューファインダー搭載
カメラといえば、ウインクをするように片目を閉じ、もう片方の目で「ファインダー」を覗いてシャッターを切るようなイメージがありませんか?
カメラ本体の内部に「鏡」を配置し、レンズを通った光を屈折させたものを、ファインダー越しに見る。これがファインダーの仕組みなんですが、この「ファインダー」というのは、実はカメラが大きくなってしまう要因のひとつだったりします。
小型の一眼カメラには「ミラーレス」と呼ばれる種類の製品があります。
OM-5も、お古のカメラGF7も「ミラーレス」一眼カメラです。
この「ミラーレス」とは、レンズを通った光を屈折させるための「鏡」がないよということなんですね。それでミラーレス。
ですから、ミラーレス一眼には「従来のファインダー」はありません。
が、ミドルクラス以上のミラーレス一眼には「電子ビューファインダー」と呼ばれるものが搭載されている製品があります。
これが欲しかったのよ。
初めての一眼カメラを買うまでは「ディスプレイがあるんだからファインダーなんて要らなくね?」と思っていましたが、そうとも言い切れないんですよね。
燦々と降り注ぐ太陽のもとでスマホを見ると、太陽光が強すぎてスマホの画面が見づらいことってありませんか?
カメラのディスプレイも同じで、晴れた日の撮影ではディスプレイが見づらい。適度な明るさの場所で確認する場合と、色も違って見えてしまいます。
ディスプレイにはディスプレイの良さがありますが、ファインダーにもファインダーの良さがあるんです。
あとファインダー覗いてると写真撮ってる感がある。
無骨でメカニカルなデザインがかっちょいい!
お古のカメラもちいさくてかわいいんですけど、OM-5の無骨でメカニカルなデザインも素敵。キヤノンやソニーのカメラと比べると、ちょっとレトロな感じがするのも良い。
公式で「アウトドアに」と謳っているだけあり、防滴・防塵はもちろん、-10℃でも撮影できる設計になっているそう。
外でレンズ交換をしても大事なセンサーにゴミが付着するのを防ぐ機能なんかも搭載しているので「外でガンガン使ってね!」という感じ。
この無骨なデザインも相まって「使い倒したい」という欲求が出てきます。
ひきこもりだけどね。
まとめ:これからはOM-5で思い出を残すんだ。
悪天候が続いており(あと普通にひきこもりなので)まだ外に持ち出せていませんが、部屋の中で撮った写真を載せてみました。
お古のカメラことGF7とは違って、なんだか色が渋い、気がする。
センサーサイズは同じだけど、解像感もずっと高い。
お古のカメラより高いだけのことはある。
どこかへお出かけして、写真を撮ったら、また更新しますね。
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