マンガで分かる心療内科を「うつ病」のぼくが読んでみるとこうなる – マンガで分かる心療内科

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まいど、黒井です。

「マンガで分かる心療内科」というマンガ、知ってます?

ぼくは名前だけ知ってたんですけど、ある日、ふいに「マンガで分かる心療内科」のことを思い出して「俺うつ病だし読んでおかないと」というワケの分からない使命感から購入しました。

お試しということもあり「マンガで分かる心療内科」の「5巻まで」をまとめて購入し、すべて読み終えたんだけど・・・

おもしろいな、これ!

「マンガで分かる心療内科」というより「マンガで分かる精神疾患」とか「マンガで分かる心理学」と言ったほうが良いような気もするけど、まずマンガとしておもしろい。

つづきも買おう、と密かに計画中です。

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マンガで分かる心療内科って?

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マンガで分かる心療内科は、マンガを担当している「ソウ」さんと、現役の精神科医でいながらマンガ原作を担当している「ゆうきゆう」さんがタッグを組んで制作している「ギャグマンガ」です。

舞台はとある心療内科。

その心療内科で「看護師」をしている・・・

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官越 あすな(かんごし あすな)

と、心療内科で「心理士」をしている・・・

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心内 療(しんない りょう)

マンガで分かる心療内科は、以上のふたりと「奇人変人」が織り成す、空想や妄想や精神疾患に満ち溢れたドタバタギャグマンガです。

マンガを読みながら「うつ」を始めとする「精神疾患」や「心理学」をお勉強できちゃう、ひと粒で2度おいしいマンガです。

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マンガで分かる心療内科はただのギャグマンガじゃない! もちろんギャグマンガとしてもおもしろいけど、本質的には・・・

精神科や心療内科の敷居を低くしたい!!

というメッセージが込められています。

だから「おもしろ半分」で読んでも、さまざまなことを学べるでしょう。

もちろん「うつ」や「抑うつ症状」に苦しんでいながら、恐ろしくてなかなか病院に行くことのできない人にとっては、とても良い「本」になると思います。

また、マンガとマンガの間には精神科医であり原作を担当している「ゆうきゆう」先生が、その直前のエピソードに登場した内容に対してさらに掘り下げた「解説」を行う「Y医師のよく分かる解説」という1ページの「まとめ」みたいなものがあります。これがまたタメになるんだ。

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こんな感じのページです。

ギャグマンガとしておもしろいだけでなく、精神疾患や心理学について勉強してみたい人の入門書としてもおすすめです。

マンガで分かる心療内科を読んで「精神疾患」や「心理学」について楽しく学んでから、専門書を読んでみるのもアリですよ。

うつ病のぼくが「マンガで分かる心療内科」を読んで思うこと(兼あとがき)

atogaki

ぼくはリアルに「うつ病」ですが、うつ病などの精神疾患や、精神疾患とまではいかなくとも精神的・心理的原因で発症する可能性のある「ED」などの疾患は、そうそう容易に他者に相談できるものではありません。

だから精神科って敷居が高い感じ、しますよね。

「マンガで分かる心療内科」は俗にいう「ヒット作」です。よく売れていると聞きます。このような作品がたくさんの人に受け入れられると、精神科や心療内科の敷居が少しずつつ下がっていくと思うんです。ぼくとしてはそれがすごく嬉しい。

また、未だに己の無知を恥もせず「うつは甘え」などと抜かす人もたくさんいます。そういう人も減ってくれると嬉しいなあ。

うつ病になる人の多くは、どちらかといえば「上手に甘えられない」あるいは「いい加減に手を抜くことのできない」性質をもった人です。

だから「むしろあなたのほうが甘えているからうつ病にならないんですよ」ということを教えてあげたいね。

うつ病などの精神疾患に罹患する人の多くは「幼い頃の家庭環境に問題があった人」です。親の愛情を正しく受けられなかったり、甘えさせてもらえなかったり、手を抜くことが許されなかったり、ということを幼い頃に何度も経験すると、それがその人にとっての「ベース」になります。

人間には「絶対的な正しい評価」ができないんです。

だから会社のおっちゃんも「俺が若いころなんてのはなあ」とゆとり世代をなじってきます。何十年も前の古びた経験を振りかざしても、意味ないのにね。

結局のところ人間は自分の経験や、自分のなかの常識や、自分の勝手な考え方に対し「相対的に」評価しているに過ぎないんです。

だから幼い頃に「心に良くないこと」を何度も経験していると、それが本人の思考のベースになってしまい、他人に愛を求めたり、甘えたり、いい加減に手を抜くことのできない、ストレスを溜め込みやすい人になってしまうんです。

そういう人に対して「うつは甘えだ」と言ったらどうなるでしょう?

うつ病の人は最初から「自分は甘えているだけなんじゃないか」とか「自分は怠けているだけなんじゃないか」と思いながら生きています。それがストレスの根源なんです。

「うつは甘え」などの心ない言葉は、うつに苦しむ人にもっとも言ってはいけない。反対に「頑張れよ」とか「やればできる」というのも、うつ病患者は「大げさに」受け取ってしまうので、焦ってしまったり、慌ててしまったりするものです。

うつ病の人と接するのは難しいです。

が、

これからも「うつ病」や「社会不安症」や「パニック障害」になってしまう人は増えていくでしょうから、そういう人と接する方法を知っておいて、損はないと思いますよ。

そのためにも「マンガで分かる心療内科」はタメになる作品です。

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