まいど。
MDノートを長らく愛用している黒井です。
ミドリという文具メーカーから販売されているMDノートをひとことで表現するなら「書きやすさだけを追求したノート」といったところでしょうか。
- ほどよいひっかかりのある紙質
- スピン(紐のしおり)がついている
- どのページもフラットに開いておける
どの特徴も、MDノートが「ただ書きやすさのためだけに」つくられた一品だということを物語っています。
ごく一般的な大学ノートとくらべると価格は高めですが、この書き心地、この書きやすさでこのお値段なら、むしろお買い得感さえあります。
ぼくがつかっているMDノートは、大判A5サイズの方眼罫です。執筆時のAmazon価格は880円となっています。
MDノートの特徴。
MDノートをおすすめする第一のポイントはその「書き心地・書きやすさ」です。ついで「どのページでもフラットに開いておける」こと。そして「紐のしおりが最初からついている」こと。
- 書き心地がよい/書きやすい
- スピン(紐のしおり)がついている
- どのページもフラットに開いておける
以上の3点です。
ひとつずつ解説します。
書き心地がよい。
ツルツルで滑りやすい紙に鉛筆やシャープペン、ボールペン、万年筆で文字を書こうとすると、ペン先をコントロールするのがむずかしく書き心地が悪い……
つまり、適度にひっかかり感のある紙のほうが文字を書きやすいのです。
MDノートにつかわれている紙は「MD用紙」という文具メーカー・ミドリが自社工場でつくっているこだわりの紙です。
MD用紙には、コピー用紙などとは違う「計算されたひっかかり感」があり、鉛筆でもシャープペンでも、ボールペンでも万年筆でもきちんと「すべり止め」が効くようにできています。
こだわりぬかれたMD用紙の書き心地は、消費者に「もっと書きたい」と思わせるほど。
最高レベルの書き心地を1,000円未満で手に入れられるなんて……
紐のしおりがついている。
MDノートの背表紙には紐のしおりが取りつけられています。
ノートをつかっていてわずらわしいのが「どのページまで書いたのか分からなくなってしまう」ということ。
さっとメモをとりたいとき、ノートを取り出して、ページをぱらぱらとめくりながら「どのページまで書いたんだっけ?」などとはやっていられません。
MDノートなら「しおり」がついていますから、パッと最新のページを開くことができます。
MDノートの「書きやすさ」は、ただ書き心地がよいというだけではありません。しおりがついていることもまた、ノートの「書きやすさ」なのではないでしょうか?
どのページもフラットに開いておける。
机の上にノートを開いたまま置いておき、そこに書かれた内容を参照しながら別の作業をしたい。ということはありませんか?
しかしながら、一般的な大学ノートでは、ギュッとノートに癖をつけてもすぐに浮いてきてしまい、しばらくすると「ぱたん」と閉じてしまいますよね。ノートの最初のほう、あるいは最後のほうのページは、どんなに癖をつけてもすぐに閉じてしまいます。
いっぽうMDノートは、どのページもフラットに開いておくことができます。
秘密はMDノートの「製本」にあります。MDノートは「糸かがり製本」と呼ばれる方法で製本されています。糸かがり製本でつくられた本は丈夫で、さらにページを開いておく能力に優れているのだとか。
糸かがり製本は、開きが良いことと、丈夫に仕上がるのが特徴です。本来は手帳や日記等、長期間使用するアイテムに用いられる製本ですが、ノートが180度フルに開くことこそ究極の書き心地と考えて採用しました。
MDノート公式ページにもあるとおり、MDノートを「糸かがり製本」でつくることもまた、書き心地にこだわった結果。
上等な紙質であることはもちろん、紐のしおりがついていることも、糸かがり製本でつくられていることも、すべては「書き心地」のためなのです。
【あとがき】この書き心地が1,000円未満で。
「A5サイズで880円のノート」というと「やや高い」部類に入るかもしれません。
しかし、先述した「書き心地へのこだわり」を考えれば、むしろ1,000円未満で手に入るのが驚きのコスパなのではないでしょうか?
この「極限の書き心地」のおかげもあり、ぼくはノートをとることを習慣化することができました。
MDノートには高級感がありません。持っているだけで満たされるような魅力もありませんし、そもそも表紙と呼べるような表紙もありません。
しかしそれも「最高の書き心地のために他はすべて切り捨てた」という潔さが感じられます。
シンプルすぎるほどシンプルな見た目に反して、極限にまで高められた「書き心地のよさ」。それこそぼくがMDノートに惚れ込んだ理由なのです。
コメント
[…] 書き心地のよさを極めたMDノートをぼくは愛している。MDノートは書き心地のよさを極めた「もっと書きたい!」と思わせるノートです。紙質はもちろん、紐のしおりがついていることも […]