親指シフトはじめました→3日でやめました! 親指シフトの不便なところ6つ。

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ライフスタイル

まいど、黒井です。

親指シフトはじめました。

そして3日でやめました。

 

はい。

 

「親指シフトをはじめたよ」という記事を書かずして、いきなり「親指シフトをやめました」ということを書いちゃってますが……

親指シフト、使いづらかったんですよ!!!

ちまたには「親指シフトはこんなにすばらしい!」という内容の記事がすでにたくさんあります。

ですからここでは「親指シフトの使いづらいところ」「親指シフトの不便なところ」について、書くことにしましょう。

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親指シフトとは何かを知っている人に向けて書いています。

この記事は「親指シフトってこういうものだよね」ということを知っている人に向けて書いています。

そもそも「親指シフトって何?」という人は以下のページを読もう。

関連:NICOLA 日本語入力コンソーシアム(公式)

 

親指シフトのために使っていたエミュレータ(ソフトウェア)について

冒頭に示したとおり、ぼくは「3日間だけ」親指シフトを利用しました。

そのあいだ、ブログこそ執筆しませんでしたが、「note」というSNSに「親指シフトで」文章を書いています。

関連:黒井のnote

関連:親指シフトで書いたnote

 

使用した親指シフトのエミュレータは「DvorakJ」と「Lacaille」のふたつ。前者はWindows用、後者はMacOS用のキー配列エミュレータです。

すべてのPCで「親指シフト」を使えるようにしたかったので、メインで使っているWindowsPC、サブ機のMacの両方にエミュレータをインストールしました。

Windows用:DvorakJ(VectorのDLページに飛びます)

MacOS用:Lacaille(公式ページに飛びます)

 

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ぼくの感じた親指シフトの使いづらいところまとめ。

ぼくの感じた「親指シフト」の使いづらいところを以下にざっくりとまとめます。

なかには「設定を変更すれば改善されること」がふくまれているかもしれません。ご了承をお願いします。

  1. 同時押しのタイミングがむずかしい
  2. 装飾キーを使用しないショートカットキーが使えない
  3. 50音のみならず記号まで配列が変わってしまう
  4. ぱぴぷぺぽ問題
  5. キー配列の変更によりPCゲームが操作できなくなる
  6. コードスニペットが機能しない

 

1.同時押しのタイミングがむずかしい。

親指シフトによる文字入力のもっとも優れている点。それは「50音すべてを(同時押しを含む)1回の操作で入力することができる」ということです。

ローマ字入力では「黒井」と入力するのに「kuroi」と5回キー入力をしなければなりません。それが親指シフト入力なら直接ひらがなで「くろい」と3回の操作で入力することができるのです。

それゆえ「日本語の入力スピード」が高まります。

 

シフトキーとの同時押しをすることで1回の操作で50音すべてを入力できる一方で、その「同時押し」のタイミングが非常にシビアでストレスを感じました。

同時押しのタイミングがシビアなので、

  1. キーは合っているのに意図しない文字が入力されてしまう
  2. キーを「別々に」入力したつもりが「同時押し」扱いになってしまう

という問題が頻出し、二度手間になることがありました。

エミュレータの設定を変更することで、いくらか同時押しのタイミングを改善することができましたが、快適に操作できるレベルにはなりませんでした。

 

2.装飾キーを使用しないショートカットキーが使えない

キーボードは文字を入力するため「だけ」にあるのではありません。さまざまなソフトウェアには「ショートカットキー」が設定されています。

ショートカットキーに【CTRLキー】や【Windowsキー】などの装飾キーが含まれている場合においては、親指シフトのエミュレータを動かしていても正常に機能します。

Windowsの場合【ファイルを右クリック】してから【Mキー】で、そのファイルの名前を変更することができますが、このような装飾キーを使用しないショートカットキーが使えないのです。

設定でどうにかなるのかなぁ?

まあ、もう親指シフトやめちゃったんだけどさ(笑)

 

3.50音のみならず記号まで配列が変わってしまう

親指シフトのキー配列は非常に合理的で「50音すべてを(同時押しを含む)1回の操作で入力することができる」というのはやはり魅力的です。

しかし「数字以外すべてのキーの配列が変わってしまう」のはかなり厄介に感じました。

親指シフトを使っていた3日間で「親指シフトでの50音の配列」はすべて覚えることができましたが、記号だけは覚えられない!!

 

そもそも記号は使用頻度が低くあまり使う機会がないので、かなり長いあいだ親指シフトを使い続けないと覚えられないのではないかしら。

細かくキー配列を設定することで解消されるのかもしれませんが、個人的に中黒やコロンなどの一部の記号を入力するのにストレスを感じました。

とくに「・」や「:」は文章作成において(個人的に)よく使う記号なので、これを入力しづらいのには慣れませんでしたね。

 

4.ぱぴぷぺぽ問題

50音のなかでも使用頻度の低い文字があります。それは「ぱ行」。すなわち「ぱぴぷぺぽ」です。

ローマ字入力では「P+母音」という共通点があるので入力しやすいんですが、親指シフトの配列では「ぱぴぷぺぽ」それぞれの文字がばらばらに配置されているので、とにかっっっく覚えづらい!!!

「濁点のつく文字」もキーの配置に規則性がなく、非常に覚えづらいですが、「が」や「で」など濁点のつく文字は使用頻度がけして低くないので、使っているうちに自然と覚えられるでしょう。

でも!

「ぱ行」は覚えられない!!!

親指シフト初心者の「鬼門」と言えるかもしれません。

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5.キー配列の変更によりPCゲームが操作できなくなる

仕事でしかパソコンを使わない人には関係のないことですが、親指シフトのエミュレータを起動していると、キーボードで操作するPCゲームで遊べません。

たとえば、ぼくの大好きな「Minecraft」。

関連:カテゴリー【Minecraft】

 

マインクラフトでは【Wキー】で前進、【Sキー】で後退など、キー入力でキャラクターを動かします。

しかし親指シフトのエミュレータを導入すると、まったくの無反応。キャラクターを動かせなくなってしまいます。

ソフトウェア(エミュレータ)で親指シフトを「再現」しているだけで、ハード面ではふつうの「JIS(US)キーボード」ですから、このような不具合は日常茶飯事だと思ったほうがいいです。

 

6.コードスニペットが機能しない

ぼくはこうしてブログを書くときに「コードスニペット」を利用しています。コードスニペットとは「文字入力のショートカット」のような機能です。

たとえばブログ記事の「見出し」に使われるHTMLの【Hタグ】。ブログで見出しを作るときには【<H3>コードスニペットが機能しない</H3>】というふうに、記号で見出し部分をはさむ必要があります。

この記号(HTMLタグ)を入力するのが面倒なので、ぼくは【3;】と入力するだけで自動的に【H3】タグが、【2;】と入力するだけで【H2】タグが呼び出せるよう、コードスニペットを登録しているのです。

(他にもいろいろよく使うHTMLタグやショートコードを登録しています)

親指シフトのエミュレータを起動していると、コードスニペットはまったく使えません!!

これではろくにブログやnoteが書けないので、親指シフト、やめました。

 

世の中には「キーボード配列変換アダプタ・かえうち」なるものがあるそう。

3日という短い期間ではありましたが、親指シフトを使っていて「慣れたらめちゃくちゃ速く文字入力できるだろうなぁ」と確信しました。

まあ、やめたんですけど(笑)

 

世の中には「キーボード配列変換アダプタ・かえうち」なるものがあるそうです。「かえうち」をPC(またはスマホやタブレット)とキーボードの間にかませることで、キー配列を変更することができます。

 

ひょっとすると「かえうち」を使うことで上に並べた「親指シフトの使いづらいところ・不便なところ」を改善することができるかもしれません。

また「かえうち」なら「OSを問わず」キー配列を変更することができるので「AndroidOSやiOSで親指シフトを使いたい」というひとに良いですね。

まあ、ぼくはやめたんだけど。

おわり。

 

【追記】親切に「かえうち」さんがツイッターでコメントしてくれました。

この記事で「キーボード配列変換アダプタ・かえうち」を紹介したところ、「かえうち」さんがコメントをしてくださいました。

とのことです。

丁寧に解説していただき、ありがとうございました。

 

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