まいど。
黒井です。
日本の老舗オーディオブランド「DENON」より販売されているヘッドホン「AH-D1100」を購入しました。
AH-D1100は定価20,000円の高級ヘッドホンですが、アーム部分の耐久性が低いということから値崩れを起こしています。
そのため、実売価格6,000円ほどで購入できる超お買い得なヘッドホンです。
この記事では「AH-D1100」の開封と、音質や装着感、使い心地の詳細なレビューをシェアします。
AH-D1100の開封
こちらがAH-D1100のパッケージです。
正面から見て左側の側面だけ中身のAH-D1100本体が見えているこのデザインは、なかなかオシャンティだと思うの。
AH-D1100本体を取り出してみる
開封してAH-D1100本体を取り出しました。
高級オーディオブランドのイメージが強い「DENON」ですが、まさか6,000円の低価格で手に入るなんて……
定価は20,000円ですからね!
ハウジングはアルミと樹脂のハイブリッドで、余分な振動を軽減する素材となっています。
すべすべした手触りのよいツヤ消しブラックと、主張しすぎない「DENON」のロゴが、シックで格好いいです。
AH-D1100の付属品
AH-D1100の付属品は以下のとおりです。
- 取扱説明書
- 3.5mの延長ケーブル
- 収納ポーチ
DENONの製品ページでは「ステレオ標準プラグの変換アダプタ」も付属しているはずですが、入っていませんでした。
ひょっとしたら「後期モデル」にしか入っていないのかな?
AH-D1100の使い心地レビュー
AH-D1100は定価の割に造りがチープです。
実際に使ってみて「確かに耐久性が低そうだ」と実感しました。
しかし、チープであるがゆえに本体が非常に軽く、つけ心地が良いという利点もあります。
装着感が良い
AH-D1100はポータブル用途にもご使用いただけるコンパクトなヘッドホンです。
しかし、それでいて耳の上に乗せるように装着する「オンイヤー・タイプ」ではありません。耳を覆うように装着する「アラウンドイヤー・タイプ」なので、耳にしっかりとフィットします。
頭に乗っているのではなく、しっかりと「装着」しているので、安心感があります。
3.5mの延長ケーブルで用途の幅が広がる
AH-D1100には3.5mの延長ケーブルが付属しています。延長ケーブルが付属しているので、さまざまなシチュエーションで使用することができます。
後述しますが、個人的には「楽器の練習」や「映画鑑賞」「ゲーム」にも向いていると思います。
AH-D1100の音質レビュー
AH-D1100の音質をひと言で表現するなら「ふくよか」です。
中音域のボーカルが前に出ていて聞き取りやすく、それでいて低音、高音もバランス良く出ています。
長時間のリスニングでも聴き疲れのしづらい音質です。
細かく解説します。
コンパクトなのに大型の振動板を採用
AH-D1100はポータブル用途にもご使用いただけるコンパクトなヘッドホンです。スイーベル機構も搭載されているので、携帯性に優れています。
携帯性に優れる一方で、その音質は「室内用の大型ヘッドホンと同等」と言って良いでしょう。
その理由は「振動板のサイズ」にあります。
ポータブル用途のヘッドホンには通常は30mm、大きくても40mmの振動板が使われます。しかしAH-D1100には、大型ヘッドホンと同様の「50mm」の振動板が搭載されています。
一概には言えませんが、ヘッドホンは「振動板が大きいほど高音質である」と言われています。
屋内用の大型ヘッドホンと同様のサイズである「50mm」の振動板が搭載されているAH-D1100は、その音質も大型ヘッドホン級と言えます。
ふくよかな「低音」が魅力的
低音のDENONということわざもあるくらいですから
DENONと言えば低音。
AH-D1100においてもDENONの低音は健在です。
DENONの低音の特徴は「ふくよか」あるいは「まろやか」という言葉が似合う、やわらかく広がるような上品さ。
AH-D1100を使っていて、とくに素晴らしいと感じたのは「アコースティックギターの低音」です。
まあ、聴いていたのは「ごちうさ」のサントラなんですけど
聴き疲れのしづらい「中高音」
中高音もまた「まろやか」な音色です。
角が丸く、聴き疲れしづらいところがお気に入り。
低音の量が多いので「低めの中音域」がやや奥に引っ込んでしまっているような印象を受けました。
しかし、ボーカルはしっかりと聞き取りやすいです。
解像度
音の解像度については20,000円という定価で考えれば「値段なり」です。
しかし「6,000円で買える」こと考慮すると、めちゃくちゃ解像度が高く、高音質であると言えます。
AH-D1100の音色は、単純に音の解像度がどうというだけでなく「質が良い」ことも高く評価しています。
空間表現
ポータブル用途としても使えるコンパクトなヘッドホンの割には、音場が広く、空間表現に長けているのも特徴です。
ジャズやクラシックに
ふくよかで上品な低音は、激しいロックやDTM系の音楽ジャンルには不向きです。
音場の広さも相まって、ジャズやクラシックを聴くヘッドホンとして、その能力を大いに発揮してくれます。
落ち着いた曲調なのであれば、ロックやポップスも楽しく聴かせてくれますよ
楽器練習用、映画鑑賞用にも
モニターライクな音質ではありませんが、音がくっくり聞こえやすいので、楽器を練習するときのヘッドホンとしても良いと思います。
また、音場が広く、低音が良く出るので、映画鑑賞やゲームにもおすすめです。
AH-D1100 値崩れの理由は?
AH-D1100は定価20,000円の高級ヘッドホンです。
しかし、実売価格では6,000円ほど。
値崩れを起こしてしまった理由は「アーム部分の耐久性」にあります。ポータブル用途にも使える本機ですが、アーム部分の耐久性が低いということで、値崩れが起こってしまいました。
詳細は別の記事にまとめています。
コメント
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