選択可能な時代と選択するための知識【持たない幸福論 – pha】

持たない幸福論_pha の写真
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どうも、黒井みなみ(@961373)です。
「京大卒の日本一有名なニート」としてネット上で有名な「pha」さんの著書「持たない幸福論」を読みました。

境遇(と頭の良さ)は違えど、ぼくもphaさんと同じニートです。だからというわけじゃないけど、phaさんの考えには賛同できる部分がたくさんあり、持てない幸福論はぼくの頭のなかにあったモヤモヤをいくつも解決してくれました。

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貧乏と貧困は違う

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著者のphaさんは「京大卒の日本一有名なニート」と呼ばれており「持たない幸福論」をはじめとしていくつかの本を出しています。

phaさんの著作一覧
phaさんのブログ

「持たない幸福論」によるとphaさんの年収は「100万円前後」だそうです。月収10万円未満と考えると少ないように思われます。

 

ではphaさんはテレビや新聞で「貧困」と呼ばれているひとたちのひとりなのか。というとそういう感じではない。

phaさんは「そこそこ幸せな生活」を送っているようです。そして何より「いきいき」しています。

つまり・・・

貧乏とは必ずしも貧困ではない!

 

ということなんですね。

理想の生活

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「理想の生活を思い浮かべてください」と言われると、多くのひとは「結婚」して「子ども」を作り「充分なお金」を稼いで「マイホームや自動車」を所有し、週末には「家族でちょっとしたお出かけ」をする生活を想像するはずです。

この「理想の生活モデル」は戦後に「真面目に仕事をしていれば達成できる生活像」として国民に広く浸透したようです。

ところでこのモデル、現代でも「真面目に仕事をしていれば達成できる」のでしょうか?

2015年で「戦後70年」を迎えた今の日本でも上の「理想の生活モデル」は有効なんでしょうか?

戦後と現代とでは、日本という国単位のレベルでも、国民ひとりひとりのレベルでも、大きく変化しています。

現代に合ったモデルは別にあるはずだ

今の日本ではかつての「一家の大黒柱」的な考え方が通用しなくなってきています。お父さんひとりの稼ぎで家族みんなを養うということは難しい。

だから「会社に託児所を設ける」などして「女性やお母さんでも働きやすい社会を」という考え方が生まれたわけですね。

しかしそれもごく一部の企業でしか実現できていないというのが現状ですけど。

時代の変化に応じて「社会」も変わってもらわないと困りますが、それだけじゃなくて「ぼくたち」も変わらなければならないと思うんです。

 

それはつまり「これまでの理想の生活」とはべつの「モデル」を各個人で用意するということ。これからは「ひとりひとりが別々のモデルを持つ」時代です。

それは大変で面倒なことだけど、現代は昔とくらべて「多種多様な生活」や「多種多様な人生」が認められやすい、自由な世代と言えるのかもしれません。

phaさんの場合

現代はこれまでの時代のなかでもっとも「多種多様な生活」や「多種多様な人生」が認められやすい自由な時代です。

そこでphaさんは「貧乏でもいいから自分の好きなように生きる」という理想の生活モデルを掲げて、生活しているんですね。だからphaさんは「貧乏」ではあっても「貧困」ではないんです。

大切なのは「何によって幸せを感じるか」ということ

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これまでは「みんなで共有している理想の生活モデル」がありました。結婚すること。子どもを作ること。お金を稼いで使うこと。家や車を持つこと。

それこそが「幸せ」なのだと、みんなで共有していたんですね。

しかし未曾有の大不況の今、超少子高齢化社会の今、その「理想の生活モデル」の通りに生きていくことはかなりハードルの高い人生となってしまいました。少なくとも「真面目に仕事をしていれば誰でも達成できる生活モデル」とは言えませんよね。

 

だから「自分が何に幸せを感じるか」という「自分のものさし」が大事になってくるんです。

飲み会を断る若者は大正解!

「最近の若者は会社での飲み会を断る!」と聞いたことがあります。ぼくもその「最近の若者」のひとりではありますが、就職経験がないので飲み会を断ったことはありません。というかそもそも飲み会に誘われたことがない。

「飲み会を断る若者」は別の視点でもって見れば「現代に適応している」と言えるのではないでしょうか。

 

「嫌々お金や時間を使うなら批判されても自分の好きなことに使う」という考え方は「本当は」実に合理的です。

現代の10代・20代の多くは「生まれたときから大不況」という世代です。ぼくも1991年生まれなのでバブル崩壊にドンピシャ!

「物」に恵まれていながら「不況」と呼ばれる時代。

 

そんな時代に生まれた若者の多くは「あまりお金を使わずにたくさん楽しむ方法」を熟知しています。

ファミレスのドリンクバーだけで何時間もおしゃべりしたり、安い缶チューハイを買って公園や家で飲んだり、ROUND1やカラオケでひたすら遊んだり、というのは、その最たる例です。

現代の若者は「大不況の世代」だからこそ「お金の使い方」と「楽しいという気持ち」に対する「自分のものさし」がしっかりしているんです。

 

社会のルールやマナーも大事だけど、社会はひとが生きるのに便利だから存在するだけで、社会があるからひとが存在するわけじゃない。

そう考えたとき、社会のルールやマナーだからといって自分の時間やお金を消費することは、すごくバカバカしいことのように思えてしまうんですよね。

ぼくの場合

ぼくは「一般的な現代の若者」とはちょっと違う人生を歩んでいるけど、ぼくの趣味や楽しいことも、やはりお金がかからないことなんです。

BOOKOFFで買った本を読んだり、YouTubeやニコニコ動画でゲーム実況を見たり、中古のCDを聴いたり、中古ゲームを遊んだり。

新しいものに囲まれた生活をしようと思うと「お金のかかる世界」ですが、有り物を大切に使ったり、中古のものを手に入れたり、余っているものをもらって生活しようと思えば、実は現代って「あまりお金のかからない世界」なんじゃないかなあ、と思うんです。

 

そして「中古のものを手に入れる」ことや「余っているものをもらう」ことは、TwitterなどのSNSや掲示板などのおかげで、すごく簡単になったのではないかとも思う。

あとがき

あとがき

「持たない幸福論」を読んで、ぼくの「理想の生活モデル」がチラリと見えたような気がしました。

体力がなく、精神的にも貧弱でムラがあるぼくは、現代の「高速で高刺激的な社会」を生きていくことは不可能なんじゃないかって思ってたんですけど、phaさんの「良い意味での貧乏ライフ」を垣間見て、少し希望を持てました。

現代社会に疲れきったひと、働くために生まれてきたんじゃないわい! というひとに、どうか読んでほしい一冊です。

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