痩せたい。痩せるぞ。そう思ったとき最初に「明日から運動しよう!」とやる気になるのは良いことですが、これではダイエットに失敗してしまうかもしれません。
どうしてそんなこと言えるんだって?
それは私が同じ理由でずっと痩せることができなかったから。
私は身長164センチ、体重120キロの超がつく「デブ」でした。
と、過去形にしてみたものの、私のダイエットは未だ道半ば。現在(2021年11月)の体重は93キロほどで、まだまだデブだけど、これでも「25キロ」もの減量に成功しています。
これまでまっっったく痩せられなかった「120キロのデブ」が、マイナス25キロも痩せられたのは、ある2つのことを徹底的に考えたからです。
これが分かっていないとダイエットに失敗する?
ダイエットでもっとも大切なのは「継続すること」です。
いかに継続するか。そこをしっかり考えていないとダイエットは必ず失敗します。勢いだけでどうにかなるほどダイエットは甘くないのです。
かくいう私がそうでした。
こんな人は痩せられない?
太った人を集めてみんなでダイエットをするようなテレビ番組を見て「自分も頑張るぞ!」と意気込み、がむしゃらに食事制限や運動をするも、あっという間にやる気を失いリバウンド。
ネットで見つけた「〇〇ダイエット」のようなメソッドに飛びついて挑戦するも、同じものを食べ続けるのに飽きてしまい、やっぱりやる気を失いリバウンド。
そのまま何年も何年も、太った体のまま「あーあ。痩せたいな」なんて言いながら過ごしてきました。
ダイエットを継続するために考えるべき2つのこと
ダイエットは一日にしてならず。いきなり「痩せるにはどうすればいいか」を考えるのではなく、まずは「継続するにはどうすればいいか」を考えなくてはいけません。
そして「継続する」ためには、ある2つのことについて徹底的に考える必要があります。
ある2つのこととは・・・
- 太ったままでいることのデメリット
- 痩せたときのメリット
ひとつずつ見ていきましょう。
痩せたいなら「太ったままでいることのデメリット」について考えよう
痩せたいならまず「太ったままでいることのデメリット」について考えましょう。
面倒くさい歯磨きを毎日するのは「歯磨きせずに放置しておくと虫歯になって痛い思いをする」というデメリットが心の奥底に根付いているからです。
太ったままでいることのデメリット(黒井の場合)
- 生活習慣病などの疾患
- 逆流性食道炎が起こる
- 動悸や息切れが起こる
- 体が重いのでだるい
- 何をするのも億劫に感じる
- 肩や腰の痛み
- 大きな服は高い
- かっこ悪い
- 不眠症も肥満と関係あるかも
- 呼吸が苦しい
- 血流が悪く頭痛やめまいがする
ノートから一部を抜粋しました。
個人的に「大きなデメリット」と感じているものだけをピックアップしてこの量。太っているのがどれだけ「悪く」そして「嫌なこと」か分かります。
痩せたいなら「痩せたときのメリット」について考えよう
太ったままでいるのがいかに「悪く」そして「嫌なこと」か分かったら、今度は反対に「痩せたときのメリット」についても考えてみましょう。
痩せたときのメリット (黒井の場合)
- 痩せるとそれだけでかっこ良くなれる
- 筋肉がつけば自信もつきそう
- 体が軽く動きやすい
- 何事も面倒くさがらずにいろいろできる
- 呼吸が楽になると清々しい
- 睡眠が改善されるかも
- 病気の心配が減る
- 体の痛みから開放される
- 着たい服が着れる
- ユニクロなど一般的なお店で服を買える
少し考えるだけでこれだけのメリットがあります。
こうして「太ったままでいることのデメリット」と「痩せたときのメリット」を比較してみると、単純に痩せたらカッコよく(かわいく)なれるだけでなく、あんまり太っていると病気になったり体に痛みを感じるような嫌なデメリットがあることも分かりますね。
痩せたいというだけじゃなくて「これ以上太りたくない」という気持ちにもさせられます。
継続に重きを置いてゆっくり確実に痩せよう。
メディアでは「一ヶ月で〇〇キロ減!」のようなキャッチコピーが数多く飛び出します。この記事を読んでいるあなたも私と同じ「痩せたい人」でしょうから、その手のコピーに踊らされてきたかと思います。
しかし、それらのキャッチコピーはあくまでも「短期間で痩せた人もいる」という事実に過ぎません。短期間に痩せた人もいるというだけで、あなたがそうならなくてもいいのです。
やる気に頼ると続かなくなり、ダイエットに失敗してきた我々のような人間は、無理なくゆっくり確実に「最終的に痩せられたらいいよ」と気楽な気持ちでいたほうが良い。
たとえ一ヶ月に1キロしか痩せられなくても、一年継続できれば「マイナス12キロ」になります。反対に一週間で1キロ痩せられたとしても、一ヶ月もたなければ5キロしか痩せられません。さらにやる気が失われていたとしたら、リバウンドして、かえって太ってしまう可能性すらありますよね。
ダイエットに失敗してきた人(私含む)は「うさぎとかめ」の「かめ」のように、ゆっくりゆっくり歩みを進めていけばよいのです。
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